Sep 23, 2011

in Århus


この公園をお散歩しているとき、以前にもここを歩いたことがある気がした。何か悲しいことがあって泣きながら歩いていた気が・・・。
そんなはずはないのだけれど、これはもう確信に近い感じで。

あれは何だったのだろう、と日本に帰ってからも思い返していたのですが、沢木耕太郎さんの「深夜特急 第3便」の中で、こんなシーンがありました。

”私はぼんやり時を過ごすうちに、不思議な感情にとらわれるようになった。言葉にすれば、ここには以前来たことがあるのではないだろうか、という思いだ。
 もちろん、そんなことはない。あるはずがない。サグレスという名前を知ったのもほんの三日前のことに過ぎないのだ。だが、時間がたつにつれて、かつて私はここにこうして立っていたことがある、という思いはますます強く、確固としたものになっていく。なぜだか理由はわからない。わかっていることは、それが私の内部の深いところから湧いてくる感情だということだ。
 まるで、私の体内に古い祖先の記憶が埋め込まれているかのように、記憶が甦ってくる。”


そう!まさしく私もこんな感じでした。

さて、オーフスに着いてからずっとブルーだった私は、その後さらにブルーになり、そそくさとコペンハーゲンに戻ったのでした(笑)

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